こんにちは^^
今日は猫についてお話したいと思います。
子どもの頃、私は猫が苦手でした。
あの鋭い爪と明るいところで細い縦線のように見える(黒)目が、幼い私には怖く映りました。
犬は自分の家でも飼っていたし、周りでも飼ってる人が多かったので親しみがありましたが、猫を飼っている人や猫好きには中々出会うことがなく、なんとなく猫が苦手なまま成長しました。
しかし、そんな私の人生に転機が訪れました。
大学3年の夏休み、夏目漱石の『吾輩は猫である』を本屋さんで購入し読んだのです。超有名な作品&表紙の夏目漱石が素敵♪という軽い気持ちからでした。
ところが、何ということでしょう!
読後、私は今まで多少の恐怖さえ感じていた猫に、とても興味が沸いていたのです!!
あれはやはり夏目漱石の作品の魅力のせいだったのでしょうか。
「猫ってなんだかすごく面白い生き物だなぁ」と、それまでの猫に対する私の固定観念が完全に覆されました。
それから1ヶ月も経たないある日、スーパーに行く途中、いつも通るペットショップの前で子猫が売られているのに遭遇しました。
ケージには「アメショMIX ¥5,000」と書かれています。
思わず自転車から降りてケージを覗いてみると、あどけないつぶらな瞳でニャーニャー鳴きながらこちらを見ています。
まだ片手に乗るくらいの大きさで、なんとも愛くるしい姿です。
カワイイなぁ〜(((o(*゚▽゚*)o)))♡
一瞬で心を奪われました。
しかし、私はすぐに我に返り、自分に言い聞かせました。「いや、でも一人暮らしのアパートでは飼えないし、もし勝手に飼って親にバレたらめちゃくちゃ怒られる…」と。
後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去りました。
帰りがけも同じ道を通ったのですが、見ないようにして急いで通り過ぎました。
しかし、アパートに戻ってもあの子猫のことが頭から離れません。
頭ではダメだと分かっていても、心では「飼いたい!」と思う自分がいました。
「どうしよう…」(T . T)
翌日、大学に行き、私の友人の中で唯一の猫好きに相談してみると…。
「絶対飼った方がいい!!」となり、その日、学校が終わってすぐに、ペットショップに付き合ってくれたのでした。
(今振り返ってみると、猫好きなんだから、そう言うに決まってるよな(⌒-⌒; )とも思いますが…笑)
こうして、私の日常に初めて猫がやってきたのでした。
その子には当時私が一番好きだったマンガの主人公の名前を付けました。
その後、案の定、実家の親にバレて大激怒され、更に、大学生の一人暮らしのアパートでは十分に面倒が見てあげられず、結局、実家で飼ってもらうことになりました。
「生き物を飼うことの責任の重さ」について、当時の私は全く理解できておらず、甘い考えで飼ってしまったことを深く反省すると共に、最後まできちんと面倒を見てくれた両親には心から感謝しています。
この子は私たち家族の愛情を一身に受けて、とても幸せに暮らしました。
そして、それ以上に、私たちはこの子からたくさんの幸せと喜びをもらったのでした。
この子と出会ったお陰で私たちの暮らしはそれまでの何倍も何十倍も何百倍も豊かなものになったのです。
まさにプライスレス。
この子と出逢えた「奇跡」に心から感謝しています。
今思えば、この子との出会いも、私が『吾輩は猫である』を読んだことで「猫」に強く惹かれ、一定期間「猫」に意識を向け続けたことによる「引き寄せ」だったのでしょう。
当時はそんな知識は全くありませんでしたが…。
この世の仕組みって本当に不思議です。
猫の魅力は言葉では言い尽くせません。
人に媚びず、どんな時も凛として、そして甘えたい時だけ甘える…。
猫は私にとって人生のメンター。
猫のようにマイペースに自分らしく生きていきたいものです。
数年前に知ってファンになったイラストレーター 松尾ミユキさんの猫グッズたち。
他にもバッグや水筒、ストール、Tシャツなど色々持っています♪
あぁ〜!猫って本当にカワイイ( ´ ▽ ` )
猫のことを考えるだけで、幸せな気持ちになります♡
それではまた。